パールネックレス

鑑別について

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貴瞬の取り組み
(鑑別出し前)

貴瞬ではお客様から購入したあこや真珠ネックレスを社内の専門スタッフが検査をし、 鑑別出しができる商品の選別を行っております。
また一珠一珠丁寧に磨きをかけることで真珠が本来持っている輝きを取り戻させます。

目視検査

白い布の上に真珠を置き、回転させながら真珠の全面を観察します。
マスターパール・オーロラビュアーを使用し色味・テリの確認を行います。

パールネを目視検査

光透検査

ライトによる強力光を当て、真珠表面および内部の透過検査を行います。
核の大きさ・ひび割れが無いかなどを確認します。

パールを光透検査

磨き

パールリフレッシャーを使用し、クロスでは拭き取れない部分を綺麗にします。

パールを磨き

RSEの品質検査やグレーディングシステムについて

光沢、巻き、表面状態、連相の品質検査項目で宝飾品としての真珠品質検査に合格し、テリ・巻きの評価がExcellent以上のものに特別認定鑑別書をつけております

品質検査の流れ

本物の真珠であることを鑑別 → 品質検査 → 合格 → グレーディング
光沢、巻き、表面状態、連相(ネックレスのみ)の4つの品質項目について、宝石としての真珠の耐久性を検査し、宝石としての条件を備えているものをRSE真珠品質検査合格とします。

品質検査と合格基準

品質項目 合格のための条件
光沢 目視検査にて、光沢のマスター・パール5段階のFair:弱いと同等以上の真珠光沢を認めること。
巻き 有核養殖真珠の場合、ファイバー光源による光透過検査にて、内部の核の縞目が鮮明に透けないもの、もしくは見えにくい巻き厚を有すること。
表面状態 真珠層 表面に稜柱層・有機質層の露出がなく、全表面が真珠層で覆われていること。
目視検査にて致命的な損傷がないこと。
層割れ、表面のカットやカービングによる断面の露出がないこと。
表面に張り合わせの痕跡がないこと。
加工キズ 加工キズは品質劣化の原因となるため、表面に加工による白濁・スポット・亀裂・著しい肌荒れなどのダメージが認められないこと。
染色処理真珠は着用時に問題を引き起こす染料が表面に残留していないこと。
破損 真珠層の剥離や欠けにより核が露出していないこと。
破損の危険性が高い顕著な突起のないもの。
目視または光透過検査にて、真珠層が割れていないこと。
連相 ネックレスまたは連において、5段階のFair:やや不調和 まで合格。
バロック、マルチカラーについては、全体の調和がとれていれば合格とする。

上記の品質項目の、合格のための条件すべてに合格した真珠をRSE真珠品質検査 合格と致します。

グレーディング・システム

品質項目 Excellent Very Good Good Fair Poor
光沢 Luster 非常に強い 強い 中程度 弱い 微弱
巻き Nacre thickness 厚い やや厚い 中程度 薄い 非常に薄い
表面状態 Surface
(面の平滑性とキズ)
ほぼ無キズ 小さなキズ
目立たない
中程度のキズ
やや目立つ
大きなキズ
目立つ
致命的な損傷
連相 Matching 調和が非常に良い 調和が良い 調和がとれている やや不調和 不調和

・注意事項
ネックレスなど複数の真珠から成るジュエリーは商品全体の品質を総合的に判断した上で、グレーディングを行っております。
複数アイテムのセット物は、セット全体としてのグレーディングを表記します。
・巻き厚の表記
巻き厚の表記は、小数第三位は切り捨て0.05mm刻み。 例)約0.45mm

テリ・巻きの評価

真珠の品質に重要なのは「美しさ」と「耐久性」です。
テリとは干渉色を伴った光沢を意味し、真珠の美しさはテリで決まるとも言われています。巻きは真珠の中心にある核の上に数千もの薄い層が巻いて形成される真珠層の厚みのことです。テリと巻きはあこや真珠の美しさにおいて密接な関係があり、真珠層構造が緻密なほどテリが強く、巻きの厚い真珠は耐久性にも優れているので世代を超えて長くご愛用いただけます。
kishunpearlは日本屈指の真珠の鑑別機関であるRSEラボラトリー共同のもと、テリと巻きに重きを置いた新たな価値基準を確立しております。

テリの評価について

一定の照明下でマスターパールと対照して目視で評価を行っており、評価にズレが無いようダブルチェック体制をとっております。

巻きの評価について

一般的に巻きのグレードは真珠層の片側の厚みが測定され、単純に巻きが厚いほどグレードが高くなりますが、これでは核の大きさに対する真珠の直径が考慮されておりません。RSEでは核の上に形成された真珠層が全体をどれだけ占めているかを研究し、真珠の直径ごとに真珠層の体積率の基準を定めました。
つまり、直径7㎜と8㎜の、巻き厚が同じ2つの真珠を比べたとき、直径7㎜の方が核が小さい場合、直径8㎜より真珠層の体積率が高くなるため、巻きの評価が高くなるということです。
※RSEの研究結果は、2022年6月宝石学会(日本)にて発表されております。

巻きの評価方法のイメージ

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